急性心筋梗塞発症⑦ そして退院日

発症から職場復帰まで

 

 今日は朝からいい天気だ。20日間ほどの入院だったが、記憶に残ることが多くあった。けど今となればあっという間だった。入院生活で最後になる朝焼けをみながらそんなことを考えていた。窓辺の部屋だったので朝焼けを見ることができた。何も考えずにぼーっと、いや、最初は何も考えることができずにいた。ただただ朝焼けを眺めていた時が何度もあった。綺麗で少しずつ変化していって、最後はまぶしくて見ていられなくなる。病室内で寒くないから、だからずっとみていられたんだな。家に帰るとなかなか見ることができない、でもまた見たいと思った。これは気力がわいてくるということか?パワースポットなのか?少しだけ心が救われた気がする。

 

 退院の前日に先生がこれからの話をしてくださった。心筋梗塞で心臓にダメージを受けているが、治療後血液は正常に流れているので、ある程度心臓は回復するらしい。事務仕事なら2か月後には職場復帰できるようだ。僕は介護職の肉体労働なので3か月後に復帰できるようだ。でも人を抱えたりする力のいる動作は難しいようだ。あれこれ考えても体が回復しないとどうすることもできない。自分にやれることをやろう。そう、自分に言い聞かせる。

 11月に入院して退院する時には12月になっていた。外は寒い。財布も寒い。でも高額療養費制度が使えて支払いは自己負担限度額までだった。日本の保証制度はすごい。命を救ってもらって医療費を割引までしてもらえるなんて。なんていい国なんだ。日本人でよかったと思った。

 両親が車で迎えにきてくれた。めちゃ寒いけど久しぶりの外の空気。段差があったり斜めになっているデコボコした道。病院から駐車場までよろよろと歩く僕。両親がゆっくりと一緒に歩いてくれる。親のありがたさが身にしみる。もっと親孝行せねば。ほんとにいつもありがとう。感謝してます。実家に到着して久しぶりの家をみる。なんだかこみあげてくるものがあった。また帰ってこれた、生きていてよかった。庭のプランターに種からうえていたイタリアンパセリがモサモサになっていた。今度食べよう。

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